お早う御座います。2回に亘って種の話をしてきましたが、自分の田畑で種を採り、翌年その種を播くことを自家採取と言います。
これを聞いて皆さんは、特に何も感じないかも知れませんが、これって特殊な事なんです。
うちの地区、50件有る農家でこの自家採取してるのは一件だけです。つまり私だけ。
全国的に見ても、はっきりはしませんがおそらく1~2%程。
大多数の農家は、自分で種採りせずJAや業者から種を買い続けているのが現状です。
じゃ何故、こんな事になっているのでしょうか?
この話をする前に、逆に何故、私は自家採取するのかを説明しましょう。
それは、コスト削減と自分の田で採れた種は自分の田に合った稲や米が出来き良い子孫を残せるからです。
そして、98%の農家が自家採取し無いわけは面倒だからと、
言い過ぎかも知れませんが洗脳です。
農協や国の指導機関は、農家に言います。
「種は毎年、更新して下さいね!!
そうしないと近親相姦になり変な米が出来たり、収量が落ちたり品質的に問題が生じますよ。」って。
昔は、「種を買わなかったら米を買い取らない」と脅された何て言う話も聞きました。(ほんとだったら恐喝じゃん?)
国やJAは銭が目的。
決して、種を他から買うことが悪い訳ではありません。
でも、良い仕事をしようと思ったら自家採取は自然です。
それとお上の言う事を真に受けず何が正しく、何が有利何が自分で考え、行動する事も大事なんじゃ無いでしょうか。
農家よもやま話でした。
おわり!